音符 稲舟妙寿小唄三味線教室 小唄音符
 
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平成18年9月30日(日)
  今週火曜日に18代中村勘三郎襲名公演に行ってきました

  義経千本桜の鮨屋の段でした。

  まさに江戸歌舞伎の醍醐味といったところでしょうか?

  粋な勘三郎の舞台についつい興奮してしまいました。

  また、当地名古屋では明日から、坂田藤十郎の襲名公演

  こちらは、上方の代表!

  江戸と京が名古屋で一気に満開ってとこでしょうか?

  さて、昨日、お稽古に行ったら、師範の方が

  「粋とは上品なことですよ」って言われていました。

  というのは、わたし最近ちょっと調子に乗って

  まだ初心者のくせして、

  三味線の弾き唄いがしたい だの

  粋に唄う人の真似をして みたり

  いかにも目に余る行動発言が多くなったからです

  ここで、気を引き締めて、初心に戻り

  そして素直にお稽古することにします

  そこから生まれるのが真の粋なんですね

  真似やイキガリからは粋は生まれてきません

  そこから生まれるのは下品さだけなんですよね

  それを私に教えてくださったんです

  感謝!感謝!
  
平成18年9月24日(日)
  すごいことがありました♪

  品川芸者さんが三味線を譲ってくれたんです

  昨日、その三味線が我が家にやってきました

  それも三味線立ても一緒にです

  実はわたくし、三味線を習っていますが、今まで自分では持っていませんでした。

  ですので、三味線はお稽古場で練習するだけでした

  昨日、我が家にやってきた三味線は、皮も糸も胴掛けもそのまま

  さっきまで、芸者さんがお稽古していたままの三味線です

  糸を巻きだすと、どの音で練習していたか分かるほどです

  早速、弾いてみましたが、初心者の私でも分かるほど

  すごいいい音色(響き)がします

  さすが、17年間、ベテラン芸者さんに弾き慣らされた三味線は違うんだな〜って

  感心しました

  また、三味線立てがすごいんです

  昭和の初めから、品川の花柳界で活躍した三味線立てです

  泣いたこともある、泣かしたこともある芸者を数知れず見てきた三味線立てです

  早く、弾き唄いが出来るように頑張るぞ〜〜

  おっと、三味線立ては2竿用だったので

  こんな風に飾ってあげました

           
 
平成18年9月18日(月)
  がらっと話題は変わりますが

  我が家から「化学調味料」が消えました

  実はわたくし「化学調味料」が大好きでした

  ほうれん草のおひたし

  冷奴

  数の子

  お雑煮

  じゃりじゃり音がするまで、「化学調味料」を振って食べていました

  先日、ネットで調べていたら、

  「化学調味料」の販売量の伸びと「癌による死亡者」の増加数の伸びが見事に

  一致するそうなんです

  当てにならない数字なんでしょうけど

  この年になると気にしてしまいます

  そういえば、かの「杉浦日向子」さんが

  冷奴を食べるのに、醤油だけかけて食べるとあなたも食通って言ってました

  そのものの味を楽しめ、ちょっとした違いも楽しめます

  考えてみれば、

  若者がなんにでもマヨネーズをかけて食べているのは

  わたしが、なんにでも化学調味料をかけて食べていたのと一緒なんだなあ〜 

 
平成18年9月10日(日)
  先週からお稽古の唄は

  「紺の前垂れ」

    「紺の前垂れ 松葉を染めて

     まつに紺とは 気にィかかる」

  短い曲だが、実は短い曲ほどむずかしい

  小唄を習い始め、もう3年半というのに

  未だに、間が悪すぎる

  この曲はその悪いクセがまともに分かる

  三味線と絡むように唄わねばならぬ前半はひどすぎる

  後半は三味線に合わせて唄えばいいのでまずまずサマになっている

  これじゃ〜 村の集まりの民謡大会だぁ〜

  と思いつつ、三味線の音をよく聴いて唄うと

  ますます焦って、間が悪くなるぅ〜

  あっ!

  もともと間の悪いこの男! 仕方ないかっ!
 
平成18年8月26日(土)
  先日、群ようこさんの本を読みました。

  彼女が三味線を習い始めるときお師匠さんに

  「三味線を習うには唄を練習してからじゃないとだめ」と言われたそうです。

  さて、なぜこんなことを書いたかと言いますと

  わたくし、その言葉をつくづく実感したからです。

  昨日から、三味線のお稽古は新しい曲になりました。

  「緋鹿の子」です

  この唄(三味線でなく唄)は確か前に練習したことがあります。

  しかし、唄の旋律や歌詞がぼんやりとしか頭に浮かんで来ないんです

  で

  昨日、三味線を練習していても、どんな曲を練習しているのかさっぱり!

  家に帰ってきて、さっそく昔のカセットを見つけ

  お師匠さんの唄を聴いて、その次にカラオケで唄ってみました

  がが〜〜〜〜んっ!

  唄えないのです!!

  ああ〜〜〜 こんなことだから三味線も散々なんだ〜

  三味線を練習する前に、まずは唄の復習です!

  うう〜〜ん!

  なんか双六で言う「ふりだし」に戻った気分

  そして、頭には群ようこさんの本の内容が浮かんできたんです

  さて 頑張るぞ〜〜〜
    
平成18年8月19日(土)
  先日ネットで注文しておいたDVDが今朝届きました

  フレッド・アステアのRKO時代の5枚組のDVDです

  すぐに観たかったのですが

  本日は、「朝日邦楽会」があり、長唄・小唄・常磐津・端唄・義太夫を聴きに出かけました

  先日来、男性の語るような唄にぞっこんの私としては

  本日のトリに演奏された常磐津「三世相錦繍文章」に感動しました

  男性2人による語りですが、それぞれの個性が光り、実に心打たれる演奏でした

  小唄は、錦、春日、橘と稲舟の4派の演奏がありました

  各流派、それぞれ演奏方法(流儀)に違いがあり、

  そういった点を見るのもこういった会の楽しみでもあります

  さて、家に帰ってきて

  早速、ミュージカル鑑賞です

  まずは、「トップ・ハット」から観ることにしました DVDのジャケットは → こちら

  フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの名コンビの歌と踊り

  ん?

  考えてみれば、ミュージカルも小唄の世界に似てますね

  決して、歌うのではなく、語るんですよね

  I am in the heaven〜〜〜  Dancing cheek to cheek〜〜〜 てな調子にね

  小鳥がさえずるように、彼女を口説き

  キセルならぬ、タバコ、パイプをくゆらし、踊り唄うアステア

  小唄が「粋」なら

  ミュージカルは「キザ」

  どちらにもなれない「わたし」  とほほ
  
平成18年8月12日(土)
  最近、Ipodを買いました  Ipod(アップル)のホームページは → こちら

  実は、先日、「小唄ベスト120」というCDを買ったんです

  財団法人日本伝統文化振興財団から出ています CDの内容は → こちら

  そのCDをIpodに入れて、外出時に聴いています

  ほとんどの曲は女性が唄っているのですが

  男性の唄も入っています

  あの美人画家「伊東深水」(朝丘雪路の父)の「辰巳よいとこ」とか

  「17代目中村勘三郎」の「お互いに」が聴けます

  とにかくすごいです

  女性の美しい声の小唄もいいのですが

  小唄って、粋な男の唄だな〜〜って誰もが思い知らされるCDです

  ところで、伊東深水は日本最後の浮世絵師と言われています

  という私、当地の名都美術館の所蔵展で

  深水の「湯気」を見た時の感動を未だに覚えています  その絵の色気は  → こちら

  さて、17代目中村勘三郎は名歌舞伎役者でした

  その勘三郎は生前、「自分も他人も納得するものをつくれ」と言っています

  ひとつのものを極める男たちの小唄!

  芸というものは、やっぱりその人の人間性が出るんだろうな〜〜

  ということは

  わたくしも、今日から

  自分を磨いて磨いて磨いて

  深水や勘三郎のように、粋に唄えるようになるぞ〜〜

  何はともあれ、男性で小唄を習っている人には溜まらないCDです
 
平成18年8月6日(日)
  今週は4日間、手術で入院していました

  で、入院って言ってもやることないので

  カセットデッキを病室に持ち込み、小唄のお稽古をしようと思ったんです

  手術の翌日に 「きりぎりす〜〜〜」ってね

  そしたら、数分でおなかの切り口が痛むんです

  ああ〜〜、唄を唄う時って結構おなかに力入れるんだな〜って思いました

  ところで、入院中は読書三昧でした

  その中に、小唄入門にぴったりの本に出会えました

  星野榮志著「小唄の周辺」(演劇出版社刊)です  演劇出版社の本は → こちら

  小唄とは? から お稽古のマナー までを見事に簡潔にまとめています

  その他にも、江戸時代の江戸を紹介した本も結構読みました

  杉浦日向子さんの本もおもしろかったです。

  テレビ「お江戸でござる」に出演していた頃からファンになったのですが

  彼女の本を読むのは初めて!

  彼女が今江戸まで行って見てきたホットな様子を語るのを楽しく聴いているって感じで

  本を読むことが出来ます

  「小唄」と「江戸」は切っても切れない関係なんでしょうね

  で わたくし 決めました!

  今年の11月に行われる「江戸文化歴史検定試験」を受けることにしますっ!

  江戸文化歴史検定試験については → こちら
 
平成18年7月30日(日)
  今週は ふたつも楽しい出来事がありました

  まず、ひとつは、今週は東京に出張したのですが、

  歌舞伎座で坂東玉三郎の「天守物語」を観てきました

  泉鏡花の妖怪戯曲を見事なまでに演じていました

  古典的な歌舞伎の世界を現代に受け継ぐ玉三郎ならではの演技!

  平成の世の百花繚乱の世界を見せ付けられました

  さて、二つ目の楽しい出来事は

  三重県の津の料亭に出掛け、津の芸者さんたちとの唄・踊りの大宴会です

  三味線が弾け、踊りが出来、遊びも知っている芸者さんたちに感動です

  お座敷芸もいっぱい教えてもらいました

  ただ・・・・・

  あまりの楽しさにちと飲みすぎ、

  せっかく覚えたお座敷芸もどこへやら・・・

  当然、小唄もいっぱい唄ってきました〜〜〜♪

  で、今朝はひどい二日酔い

  実は、私、明日から入院するんですが、奥さんが一言

  「入院前日に二日酔いする人って世界で貴方だけでは?」って

    
平成18年7月23日(日)
  今週から、新しい唄です

  「きりぎりす」

     きりぎりす そなたの足は

       細くって 長くって なぜにちっくり

        まがっている それでなければ

          ちょいと はねて とまられェェぬ

  小唄を習い初めて一番滑稽な歌詞です

  それに・・・・・

  まるで わたしの主題歌のような唄です

  というわたくしほっそりしていますので・・・

  しかしっ!です

  日本では 万葉の時代から、「こおろぎ」のことを「きりぎりす」と呼んでいました

  さて?? この唄に出てくる「きりぎりす」はどっち?

  ところで 話題は変わり

  先日の「ゆかた会」のときのわたしの唄を載せておきます

  まったくの初心者が習い始めて3年の唄声です

  「散るは浮き」「からくり」は → こちら

  「心して(鶴次郎)」「お互いに」は → こちら

  
平成18年7月17日(祝)
  昨日から1泊で家族旅行をしました

  浜名湖舘山寺温泉に行ってきたのですが

  素晴らしい「おもてなし」の旅館です

  西欧型の有名なホテルは「最高のサービス」

  日本の有名な宿は「最高のおもてなし」 といったところでしょうか?

  「サービス」という言葉にはグイグイ押され圧倒される感じがします

  「おもてなし」には心が通い、心癒される感じがします

  どちらが好きかは個々人の好みですが

  わたくしは「おもてなし」の方が好きです

  ただ、この「おもてなし」の出来る宿は段々少なくなってきました

  日本の伝統的なお稽古事も、お花もお茶も邦楽も・・・

  そのもの自体の上達もさることながら

  この「おもてなし」にも通ずる「心」の部分が重要な要素だと思います

  ですので、お茶お花は花嫁修行に最適だったのでしょうね

  ところで、今朝起きると床の間の方からほのかな香りが・・・

  昨日、宿に着いた時にはまだつぼみだった「ゆり」の花が

  見事に美しく咲いていました 

   
平成18年7月10日(月)
  「ゆかた会」も無事終了しました

  朝5時半に起き、3時間練習してから、いざ会場に!

  いつもの発表会とは違い、今回は、わたくし、名取のお披露目

  会場に着いてからも落ち着かない

  お茶を何杯飲んでも喉は渇く

  といって、周りの光景は普段と同じ光景

  自分ひとりが別世界に居る気分

  出番は、まずは男性陣全員で唄う「瑞風」

  これは、稲舟会のオリジナルな唄です

  そして、唄い終えて舞台袖に降りてきたら

  ある師範の方が「Aさん!姿勢が悪いわよ!」って

  2回目の出番は「散るは浮き」と「からくり」の2曲

  舞台に出るや「姿勢!姿勢!」と言い聞かせる

  会の先輩の方や友人たちの掛け声にも助けられなんとか唄い終わる

  そして、次はいよいよ「小唄振り」

  わたしの唄に合わせ、花柳流の方が踊ってくれるのです

  舞台袖で順番を待っていたら

  「Aさん!ゆかたが乱れているわよ」って

  きれいに着せなおしてくれました

  で、帯をきゅっと結んでくれたら、これが不思議!

  気持ちまで きりりっ とするではありませんか

  そして、舞台に上がり、三味線の音が鳴り出す

  この瞬間が一番緊張する瞬間!

  すべての雑念を捨てればいいのに、人間とは欲の深いもの

  上手に唄おうなんて・・・すけべ心が邪魔をする

  でも、唄い始めたら すごく気持ちいいんです

  まるで自然に流れていく気分

  自分の意思とは関係なく、勝手に喉が唄ってるって感じなんです

  やった〜!

  ん? お師匠さんの声が聞こえてきそう

  「わたしゃ、あんたで苦労する〜〜〜」って

  お師匠さんともうひとりの師範の先生に三味線を弾いてもらったんですけど

  見事にわたくしの唄に合わせていただけました!

  稲舟会の師範の先生は、唄もさることながら

  われわれの唄に実に見事に合わせてくれるんです

  家に帰ったら、見に来てくれた家族も皆で褒めてくれました

  ビデオを見ながら、一家団欒も楽しめました

  一生記念に残る一日になったことは間違いありません

  さて、また今日からお稽古に励むぞ〜〜〜〜  

  なお、名取の記念品にはこれを配りました〜〜 → こちら
  
平成18年7月1日(土)
  世の中 すごいことになっています

  今週は仕事の関係で横浜に行ってきました

  で、「みなとみらい」のインターコンチネンタルホテルの

  老舗の日本料理店で食事をしました

  きっと誰もが知っている老舗の日本料理店です

  なんと そのお店はBGMにジャズを流しているのです

  わたくし 大学時代に少しジャズをかじっていました

  天才アルトサックス奏者のチャーリーパーカーに憧れ

  サックスを吹いていたのですが

  そのチャーリーパーカーの問題作「ラバーマン」が流れているではないですか

  軽いジャズが流れている日本料理店は多くなってきましたが

  これほどまでに、真剣なジャズが流れているのは初めての経験です

  ついこの前までの「老舗のお店とお客との緊張感」が懐かしく感じられます

  来るなら来いっていう職人気質は消えてしまったのでしょうか?

  また 日本料理店から邦楽は消えてしまったのでしょうか?

  きっと 邦楽は浮世絵のごとく、日本から消え去った頃に

  海外から逆輸入されることになるんだろうな〜

  と思うと、100年後がとても楽しみですっ!

  ちなみに インターコンチネンタルホテルのHPは → こちら

  
続きは → こちら
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